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ドールを吊って撮影する方法

ドールの立ちポーズはバランスや固定が難しく、なかなか思うように撮ることができません。特に片脚立ちは不安定なので、倒れるリスクがあります。そして軸足をつま先立ちにしたり、両足が床から離れるジャンプしたポーズは、立たせた状態では撮影できません。そこでドールを吊れば足が自由に動かせるので、ヘッドをつけたままドールを吊る方法を試してみました。

前に萌奈を吊って走るポーズ「バイストン・ウェルの妖精」を撮ったことがあります。その時はボディーだけ吊ってヘッドはCGで合成しました。ベルドールEVOモデルの首ジョイントは、M16ネジではなくワンタッチでヘッドを取り付ける構造なので、ヘッドをつけたまま吊る事ができなかったのです。

今回紹介するのはその時に撮影方法のアドバイスをいただいた、せんじさん(ブログ【せんじの恋人「沙織」】)から教わった方法です。せんじさんの知り合いのドーラーさんがやっていた方法なのだそうですが、詳しく分からなかった固定方法などは自分流です。

撮影したドールは首ジョイントにM16ネジを使用している115cmドールの佳奈です。

先ずは今回使った部品です。全てAmazonで購入しました。
IMG_60-01.jpg
① ネジM16 x 50(ドール付属のネジは長さ30mmだが50mmに交換)
② 六角ナットM16 x P2.0(厚さが13mmもあるがこれより薄いものはピッチが合わない)
③ ワッシャーM16用(外径50mm 厚さ3mm)
④ アングルブラケット(150 x 150mm 耐荷重60kg)

最初にジョイントのネジを交換して、ナットとワッシャーを取り付けます。アングルブラケットの厚さ分を開けると、ヘッド側のネジ部分は約1cmだけになります。
IMG_60-02.jpg

ヘッドを取り付けます。ネジを長くしたので後ろから見るとジョイント部分は隙間が空いています。前から見ると少し首が長くなりますが、顎が首を隠しているので隙間は見えません。
IMG_60-03.jpg

アングルブラケットをワッシャーの間に差し込みます。
IMG_60-04.jpg

薄型のスパナでボルトを締めます。
IMG_60-05.jpg

実際にやってみて分かったのですが、先にアングルブラケットを取り付けてからヘッドをはめようとしたら、顎が引っ掛かってヘッドが回りませんでした。そのため先にヘッドを付けてからアングルブラケットをジョイント部分に差し込んで、ヘッドが付いた状態でナットを締めて固定しなければなりません。普通のスパナではこの隙間に入らないため、使ったのは厚さ4mmの水栓スパナです。M16六角ナットの二面幅は24mmなので、そのサイズに適合する薄いスパナが必要です。

そしてウィッグをつけてドールを吊ります。横から見ると前に傾いているのが分かりますが、アングルブラケットの支点が首の中心にないためこうなります。
IMG_60-06.jpg

段ボール敷いて足が接地するようにします。かかとの位置を吊っているワイヤーの中心から手前にずらすと、体は真っ直ぐになります。ただしアングルブラケットで首の後ろを上に引っ張られているので、顔が下を向いてしまいます。首に力が集中するのでこれはどうしようもありませんでした。
IMG_60-07.jpg

吊ったままで身体の向きを変えることができる様に、S字フックの間に回転ジョイント(スイベル)を入れてあります。スイベルの中心以外は動かない様にテープで固定しました。
IMG_60-08.jpg

真後ろからの撮影ではアングルブラケットが写ってしまいます。バックのショットが必要な場合はこの部分はウィッグだけ別に撮影して、CG合成するしか方法が無いみたいです・・・。

しかしドールを吊るのは大変な事が分かりました。115cm・15kgのドールなので何とかできましたが、大型ドールではもっと大変だと思います。使う部品の耐荷重は大きいものが必要になり、アングルブラケットの固定はしっかりとしないと外れてしまいます。M16ネジに合う穴が開いたアングルブラケットがあれば使いたいのですが、市販品では無い様なので今回の方法が一番手軽で安価なのではないでしょうか。

次回はこの方法で撮影した写真をアップしようと思います。

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2019.03.17 | | コメント(4) | 造形・ポーズ

コメント

なるほど!

そんな技があったとは・・・
ネジ式のジョイントでは有効そうですね。

しかし残念ながらうちの差し込み式ではダメそうです・・・
たぶん重量に負けて首がスポッと抜けちゃいますw

最後の写真はちょっとヤバイ感じですねw

2019/03/17 (日) 12:44:38 | URL | どんべえ #- [ 編集 ]

どんべえさん、

早速見ていただいてありがとうございます。私もこの方法を教えてもらった時は、首ジョイントがワンタッチのベルドールEVOしか持っていませんでした。M16ネジを使用しているドールでやっとできたのですが、ドールの重量や部品の耐荷重など制限は多いですね。
「首吊り」はかわいそうなので、ウィッグで隠すのがいいと思います(;^_^)。

2019/03/17 (日) 14:31:58 | URL | レミアーナ #SqCcLSnY [ 編集 ]

これはこれは

まさに必要は発明の母というやつですね。
これは全く思いつかなかったなぁ。
これだとヘッドを付けたまま吊り下げ保管も可能ですよね。

2019/03/17 (日) 16:53:08 | URL | アラン #- [ 編集 ]

アランさん、

コメントありがとうございます。私もこの方法を教えてもらった時は、すごい!と思いました。動かさずに保管するだけなら、アングルブラケットを差し込むだけで締めなくてもいいかも知れませんね。ただ、吊ると斜めになるので、保管スペースは余計に必要になります。

2019/03/17 (日) 17:12:59 | URL | レミアーナ #SqCcLSnY [ 編集 ]

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Author:レミアーナ
フィギュアやDollfie Dreamを経て、ラブドールの世界に迷い込みました。TPEドールの情報はネット上にまだ少ないので、この世界に憧れる人に貢献したいと思います。

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